ユーモアあふれる「禅画」で知られる、江戸時代に活躍した禅僧・仙厓。その作品のほとんどは、還暦を過ぎた仙厓が博多・聖福寺の境内の一隅にあった虚白院へ隠棲して以降の約25年間に制作されました。手がけた画題も禅のテーマ以外に、庶民風俗・風景・動植物など多岐にわたります。“ご隠居”として悠々自適な生活を謳歌した第二の人生。
本図録では仙厓の書画や工芸品95点を通覧し、作品に込められた仙厓の心の内に迫ります
わたしが思う仙崖の魅力とは、隠居後の仙厓さんは禅画制作をしつつ、名所旧跡への旅行、地元博多の祭りや催し物の見物、茶をたしなみ、古器物を蒐集し……と超多趣味。80歳を過ぎても、地元の浜にトドが打ち上げられたと聞くと、見に行き画を残すほどの好奇心とバイタリティーの持ち主であるところ。
見る者が思わず微笑む、月を指す布袋様と幼子の画で禅の悟りを説く《指月布袋画賛(しげつほていがさん)》や、○と△と□を組み合わせただけの最も難解とされる《○△□》などの代表作をはじめ、何千といわれる膨大な作品を残したそうです。すごいですよね
あくまで新品であることご理解お願いいたします。
2018年開催
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