■画 題■ 「茶掛 円相 無心◆大徳寺派 玉瀧寺 前大徳 戸上明道」
■寸 法■ (約)幅 60.5cm× 丈 120cm・軸先寸
■略 歴■ 吉祥山玉瀧寺住職 戸上明道(とがみ みょうどう)
昭和10年3月 三重県に生まれる
昭和32年 龍谷大学卒業
昭和39年 立命館大学院修了
大徳寺専門道場に掛塔(かとう)
小田雪窓老師に師事
昭和52年 玉瀧寺住職
平成2年2月 前住位稟承
本紙は、茶色の和紙になっており、目立たないほどの
薄いシミが少々あります。
表装は、ほぼ良い状態です。
裏面の最下部に少々シミがあります。
こちらの茶掛 円相 無心 は、臨済宗大徳寺派 吉祥山玉瀧寺 前大徳 戸上明道老師の真筆の書でございます。
関防印は惺々著です。
軸先:木製 黒漆塗。 紙本:墨書。 箱書、花押があります。
付属品:共箱、タトウ箱付です。
~円相とは?~
言葉では如何(いかん)ともしがたい悟りの内容は詩で仮に表現することが多いのですが、円相はそれすらも拒む姿。
全ての属性を拒否しながらなおかつ全ての徳を円満している寂静(じゃくじょう)なる無の境涯を示します。
それを敢(あ)えて目に見えるように形象化(けいしょうか)しようとすれば、ぐるりと円を描くことになります。
~無心とは?~
禅でいう無心とは、執着や我欲を捨てたこころの状態を言います。
心が無いということではなく、一切の相対的な思慮分別を超越した
こころの状態を言います。
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