今はなき高橋刃物製の左用の骨スキ(ガラサキ)です。和包丁の本焼を踏襲した松炭による鍛造焼き入れ工程により作成されており、鋭い切れ味が印象的です。
また洋包丁の部類ではある一方で、和包丁同様の裏スキが施されており、軽い力で食材を切ることができることはもとより、完全な片刃にすることも可能です。
一般にはかしわを捌くことを目的とした包丁のようですが、左利きの当方は、鯖や鯵の開き等に使用しており、右利きの大将は、冬場に松葉蟹を捌くのに使用していました。
初見として、刃先の表裏に黒錆が見受けられる他、特に根本付近に軽微な刃欠けが見受けられます。
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