19c-20c初頭 キャソックコートとなります。
キリスト教の牧師が着用するキャソックコートといわれる一着となります。襟元にRosary Cathedral Ohioと刺繍があることから、アメリカのオハイオ州にあるキリスト教の大聖堂、アワー・レディー,クィーン・オブ・ザ・モースト・ホリー・ロザリー大聖堂の牧師が着用していたものと思われます。
生地については表記がなく不明ですが、独特の艶感がある点や手触りなどから、ウールギャバ、もしくはシルクのように思います。フレンチのインディゴリネンに見られる艶感とも似ていますが、素材は不明です。横糸の凹凸感が強めの生地で、光が当たると独特のマットな陰影を生み出します。フロントには10個のボタンが配され、それぞれがバラバラのボタンになっています。袖元にリペア痕があります。ポケットはありません。上半身の身頃のみリネン製と思しき裏地が当てられています。袖を捲って裏地を見せて着用しても美しいです。生地の断ち目は手縫いでステッチ処理されています。見えない箇所にも、丁寧な仕立てを感じさせます。
背面はたっぷりと生地が使われ、腰から裾にかけて広がりが出るパターンになっています。ウェストがシェープされ、美しいAラインシルエットを描いています。両肩にケープかフードを取り付けるための小さなスナップボタンが付いていますが、目立ちません。
ヴィンテージ市場でもほとんど出てくることのない、キャソックコートの実物となります。コレクターより20万円ほどで譲り受けました。この機会にご検討下さい。
時代なりの生地のスレや僅かなアタリ、肘付近に小穴など見られます。両袖元に薄い赤みの汚れが見られます。他は袖口のリペア以外に特筆するダメージや汚れなどは見受けられません。時代を考慮すれば良い状態かと思います。あくまでも古いお品物となりますので、不慣れな方は購入を控えて下さい。実寸をよく参考の上、ご購入下さい。説明文には主観が含まれていますので、その点もご理解下さい。購入後のご要望にはお応え出来ません。予めご了承ください。
実寸cm 若干の誤差はご了承下さい。
肩幅43
身幅43
着丈106
袖丈55
#yohjiyamamoto
#kaval
#jilius
#frenchvintage
#修道院
#牧師
#マリア像
#キリスト像
#古道具
カテゴリー:
ファッション##メンズ##ジャケット・アウター