YUUSHIN MATSUDA
M-25T
(松岡ギター上位モデル 裏板チタン 25万円)
※このモデルは現在では50万円ほどになると思われます。
松田祐信氏は、18年程前、ギターの材料の違いによるギターの音が変わることに興味抱き、
松岡ギターの裏板をチタン板に置き換えることで、高音質、大音量化できる技術を確立し、
特許第5312880号を取得しました。
出品のギターは松田氏の初期モデルです。
1970年代、一流ギター製作家の西野春平氏、西野洋平氏が裏板にアルミ金属板を採用した上位モデル(例1977年NO.20)を製作しましたが、
その発展形と言える、変形し難く反響性能がより良いチタン板を採用したものです。
ベースは松岡良治ギター の上位モデルML-80で裏板と側板をカスタム化しています。
表面板--スプルース単板
側板--ローズウッド合板(サイドホール加工)
裏板--チタン金属板(ハカランダ杢目塗装)
通常ギターと同じシンプルな取り扱いで、性能を最大化しています。
2018年頃からは、チタン金属価格の大幅な上昇、それとは逆にカーボン繊維樹脂の普及価格化もあり、ドライカーボン仕様※に変更されています。
(お風呂や洗面台に使用されているFRP(ガラス繊維樹脂)のガラス繊維がカーボン繊維に置き換わったもので、軽量高強度な特性から自転車フレーム、釣竿、航空部材等に使用されています。)
チタン仕様の特徴としては、高音質かつ大音量です。
コンセプトはハカランダ究極形で、生音でここまで大音量で鳴るのかと感心させられますが、金属板特有の重量がある点(メガネフレームにも使用される軽い金属といえども)はやや欠点かも知れません。
カーボン仕様(C品番)はこの点は改善されていますが、チタン仕様(T品番)の響きは代え難い特徴だと思います。(金属とプラスチックの反響音の違い)
開発初期だけに採算度外視の高い原価と手の込んだ製作です。
今となっては貴重なフルチタン裏板モデル
Titan M 松田祐信 M25T
をどうぞよろしくお願いします。
全長:100センチ
弦長:65.0センチ
弦高 : 12フレット 6弦 3.2ミリ 1弦 2.6ミリ
ナット幅:51 ミリ
ボディ底厚:98.5ミリ
ギターを写真のハードケースに入れプチプチを巻いて発送の予定です。
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