新品未使用。丹波絹駒です。正絹。
箪笥に眠っていた着物と羽織のセットで、紳士用着物です。
しつけがしたままの状態です。
一見濃紺に見えましたが、近くで見るとマットな黒糸の上に青の絹糸が浮き出ていて、その光沢が立体的に見えて、とても綺麗です。
とにかく細かい細かい織り方で模様が作られているようです。
更に、羽織の裏地に金彩が施された模様(絵)が有り、男性的かつ高級感が有り、素敵な逸品です。
右袖口から肩左袖口まで、約139cm。
肩のみの幅(袖以外)は、約68.5cm。
襟下(襟を入れない)から裾まで、約147cm。身長175cm位の方に!
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〈参考資料〉
「丹波 絹駒」は、兵庫県丹波地方で生産される伝統的な織物「丹波布」に使われる絹糸のことです。
丹波布は、手紡ぎの木綿の経糸に、屑繭から採った絹糸を緯糸に用いるのが特徴です。特に、緯糸に用いられる絹糸は「絹駒」と呼ばれ、丹波布の独特の風合いを特徴づける重要な要素となっています。
植物染料による自然な色合いで染めた糸で縞や格子柄などを魅力的に織り出しています。
また、丹波布は、手織りならではの素朴な温かみと、使い込むほどに柔らかく丈夫になるのが特徴です。
歴史:
丹波布は、江戸時代後期に播州木綿の影響を受けて織り始められたとされています。明治中頃までは「縞貫」や「佐治木綿」と呼ばれていました。
現在:
現在では、国指定選択無形文化財、兵庫県伝統的工芸品に指定されています。
制作工程は、糸紡ぎ、染め、織りという一連の工程を一人で行うのが特徴です。
お着物がお好きな方、お着物に詳しい方にご縁が有りましたら幸いです!